陸前高田市へ行ってまいりました。今回も、キリガヤさんの被災支援活動に同行させていただきました。
 
仮設住宅では、洋服ダンスさえもなく、扉ではなくカーテンで仕切られた押し入れが唯一の収納スペースです。支援物資などにより、少しずつ増えていく物が雑然と床に置かれ、住む人の居住空間を圧迫していました。屋根裏がない仮設住宅では、押し入れの上部には広いスペースがありますが、そこまで高く物を積み上げられるわけもありませんでした。
Picture
http://mainichi.jp/photo/news/20110627k0000e040008000c.html

天袋の場所に位置する棚の設置は、きっと仮設住宅にお住いの皆様に重宝されることでしょう。
また、無機質な素材で作られている仮設住宅の中で、棚板の木材は、木の香りとも相まって、なんとも温かみが感じられます。

大工さんたちは、事前に準備した資材をトラックに積み、逗子を土曜日の夜遅くに出発。朝8時ころに被災地に到着し、すぐに作業を始められました。
この日はあいにくの雨。外に張られた小さなテントの中で、棚板を濡らさぬよう作業をされた大工さんたちは、レインコートの中まで雨と汗でびしょ濡れでした。

今回、96戸のお宅に棚板を設置するために熟練の大工さんたちが黙々と作業に専念されていました。
翌日も午前中に作業を続け、昼過ぎに被災地を出発し、逗子へは夜11時ころに到着しました。
本当に、お疲れさまでした。



今回のキリガヤさんの支援活動が毎日新聞に掲載されました。

写真に写っているお宅は、家族9人で、仮設住宅にお住いなんです。
ご家族みんなが大の字で寝られるようになったでしょうか?
 
Picture
 東日本大震災の被災地の子どもたち支援を目的とした、チャリティ・イベントにご協力をいただきまして、ありがとうございました。活動の主旨をご理解いただき、ご厚意をいただきましたことは、大変ありがたく感謝にたえません。

 おかげさまで、多くの方々にご賛同いただきまして、支援金総額は105万円に達しました。うち、90万円を被災地で子ども支援の活動をされている大船渡市の大洋会様へ支援させていただきました。


寄付の領収証と、お礼のお手紙をいただきましたので報告申し上げます。

 

いすながおじさんプロジェクト!」
私たちの活動に欠かすことのできない協力者であり、同じ陸前高田市を支援するパートナーでもある、逗子プロジェクトでは、仮設住宅にお住いの皆さんに、長いす(木のベンチ)をお届けする活動を始めました!!
詳細はこちら↓

http://www.kirigaya.jp/greet/index.html



仮設住宅にお住いの皆さんは、仮設住宅に入居できることと引き換えに、住み慣れた地域を離れて、慣れない土地へ越していらっしゃった方がほとんどです。越してきて、まだ、日も浅い現在では、住民同士の繋がりも希薄な状態であると思います。こんな時だからこそ、隣近所の人との繋がりは、とても、心強いものとなるのではないでしょうか・・・。
仮設住宅のキッチンは、とても狭いですし、玄関先に、お茶を飲んだり、腰かけて作業をしたりする場所ができたら、きっと重宝されることでしょう。皆さんの憩いのスペースとなってくれることを願います。

長いすを作るためには、節約しても、一脚あたり、3,000円の費用が必要となるのだそうです。
それと、被災地の皆さんが、自らの手で、ものを造ることにより、コミュニケーションの輪を広げられるようにと、工具の提供も募集しているそうです。
皆様の、あたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いします。

(株)キリガヤの社長さんが代表を務める逗子プロジェクトでは、釘などを打てない仮設住宅のために室内のウォールハンガーの設置と、タタキもない玄関スペースに置ける、手作りの下駄箱を、100戸の仮設住宅に、届けていますす。仮設住宅の周辺には木の良い香りが漂っていました。
 
5月12日(木)の東海新聞の誌面です。
Picture
512.pdf
File Size: 841 kb
File Type: pdf
Download File

6月2日(木)の東海新聞の誌面です
Picture
62.pdf
File Size: 908 kb
File Type: pdf
Download File

 
Picture

5年生、6年生以外の全学年の児童にも、愛の袋を直接お渡しすることができました。児童生徒の学年ごとの男女数の情報を事前にいただけていたので、袋の中身も、きっとそれぞれの皆さんに、喜んでいただけたことと、思います。
手渡しするときは、もちろん、英語でのコミュニケーションです。ほんのわずかな言葉のやり取りですが、子どもたちは、はつらつとした元気な笑顔で教室へ戻っていきました。




 
Picture
5月30日(月)。陸前高田市の小学校にて5年生、6年生を対象に英語の授業を実施しました。


私たちの実行委員会の代表である井上アンナは鎌倉の小学校、中学校でALTとして英語を教える仕事をしています。被災地で、もっとも必要とされている支援を提供したいと、いう彼女の熱意と、キリガヤさん、他、多くの方々の協力により、英語の授業による、子どもたちとの交流の機会を得ることができました。

Picture

アンナ先生による英語の授業は、子どもたちが楽しみながら英語を習得できるように効率よく工夫されています。授業の始まりでは、やや緊張していた児童生徒たちでしたが、次第に授業に引き込まれ、最後には「もっと、英語を勉強したい!」と、名残惜しそうでした。
5年生と6年生の皆さんには、授業時間の最後に愛の袋をお配りしました。鎌倉子どもチャリティ・イベントで、多くの方々の善意により集められた物資であること、袋の中身は、それぞれ異なることを説明しました。均一でない袋に入っていた中身を交換し合う交渉も、子どもたちにとっては楽しみの一つになるようです。

Picture

授業の最後に、子どもたちから歌のプレゼントがありました。

「翼をください」 歌詞より

今、私の願い事が、かなうならば、翼が欲しい
この大空に翼広げて飛んでいきたいよ
悲しみのない、自由な空に、翼はためかせ、行きたい





女子:男子=1:5
という、割合での、ボーイ・ソプラノを活かした素晴らしい合唱でした。中には肉親を亡くしている児童もいます。
その美しく澄んだ歌声に、その場にいる私たちは笑顔でいる努力を惜しみませんでしたが、こぼれてしまう涙を止めることは、できませんでした。

 
第2回めの被災地支援の報告となります。
今回は、以前から私たちの活動にご協力いただいている、株式会社キリガヤさん(逗子)を主とした被災地支援活動に同行させていただきました。
Picture

5月28日(土)午後11:00に逗子から出発しました。
29日(日)午前9:00ころ、陸前高田市内の小学校の校庭に並ぶ仮設住宅に到着。その後、キリガヤさんチームのお昼の炊き出しのお手伝いをしました。

メニューは焼き鳥と、フランクフルト。おみやげに、逗子の村松商店さんの玉こんにゃくと、便利なエコバッグ、お菓子などです。96戸の仮設住宅にお住いの皆様に、とても喜んでいただけたようで、何より嬉しいことでした。

Picture

ここの仮設にお住いの皆さんは、ほんの少し前、避難所から越してきたばかりだそうです。4畳半2間とキッチンの住宅に家族9人で暮らしているお宅もあれば、高齢で一人住まいの方もいらっしゃいます。
住民同士の関わり合いはまだ、少ないようすで、この日は小雨交じりで肌寒かったこともあるのでしょうが、食べ物を受け取ったみなさんは、個々の住宅に戻られ、玄関の引き戸を閉じてしまいます。
住民の皆さんが共に会話をしながら食事を楽しめるようなコミュニティ・スペースが、今、早急に必要されているものだと思います。

Picture



キリガヤさんの陸前高田支援のキッカケとなり、支援のための手助けをしてくださっている女性の仮設住宅にお邪魔しました。心優しく気丈な素晴らしい方で、震災後、避難所でリーダーシップをとり、被災したみなさんのためにご尽力されていました。ですが、ご自身もご主人を津波で亡くされています。被災した人が被災した人を支えていくことの大変さを思うと、胸が詰まり、かける言葉もなくしてしまいます。



がれき撤去の自衛官の方たちが、がれきの中から写真を選り分け、その場所に取り置いてくれるのだそうです。そして通りがかりにそれらの写真を見た顔見知りが、ご本人まで届けてくれるそうです。津波による塩や泥に傷つけられた写真の中には、みなさんがあの日、一瞬にして失ってしまったものが眩しいほどに輝いていました。