5月3日に行われた鎌倉子どもチャリティ・イベントにて、皆様から寄せられた文房具やおもちゃを”愛の袋”に詰めて、被災地の陸前高田市の小学校に届けてきました。ALTを亡くされた児童のために鎌倉の小学校で英語を教えているアンナが、英語の授業を行ってきました。
陸前高田市の小学校にて英語の授業を実施してまいりました。 6月27日月曜日の1~2時間目、こちらの小学校では、2度目の英語の授業です。前回の英語の授業で、すっかり人気者になったアンナ先生。児童生徒たちは授業開始から、緊張する様子もなくアンナ先生を囲んでいました。 今回のターゲット・ラングエージは「Where are you from?」5年生は都道府県名、6年生は国の名前について、答えます。ジャンケンや、カードを利用し、遊びながら、自然に英語を耳にし、口にし、身に着けていけるよう工夫されています。 授業の最後には「Bierki」というポーランドのゲームを紹介し、3人ずつのグループに分かれて遊びました。散らばったスティックの中から、他のスティックを動かさぬよう、1本だけを抜き取ります。集中力と観察力、考える力が必要になります。シンプルなゲームですが、児童生徒たちは真剣そのもの。あちこちから歓声が上がっていました。 コンピュータゲームに慣れている現代の子どもたちにとって、逆に新鮮なのかもしれません。 学校のある高台を、少しくだったところには、津波に襲われた家々があります。住めなくなった家から学校の校庭にある仮設住宅に移り住んだ児童生徒も多くいます。 英語の授業で、こんなにも子どもたちを夢中にさせ、笑わせ、元気な声をあげさせることが、できるのなら、また来よう。 そして、子どもたちと再会を約束して、学校を後にしました。 この日は隣町の小学校にて3~4時間目の授業を行うことになっていますので、駆け足で移動する必要がありました。 陸前高田市へ行ってまいりました。今回も、キリガヤさんの被災支援活動に同行させていただきました。 仮設住宅では、洋服ダンスさえもなく、扉ではなくカーテンで仕切られた押し入れが唯一の収納スペースです。支援物資などにより、少しずつ増えていく物が雑然と床に置かれ、住む人の居住空間を圧迫していました。屋根裏がない仮設住宅では、押し入れの上部には広いスペースがありますが、そこまで高く物を積み上げられるわけもありませんでした。 http://mainichi.jp/photo/news/20110627k0000e040008000c.html 天袋の場所に位置する棚の設置は、きっと仮設住宅にお住いの皆様に重宝されることでしょう。 また、無機質な素材で作られている仮設住宅の中で、棚板の木材は、木の香りとも相まって、なんとも温かみが感じられます。 大工さんたちは、事前に準備した資材をトラックに積み、逗子を土曜日の夜遅くに出発。朝8時ころに被災地に到着し、すぐに作業を始められました。 この日はあいにくの雨。外に張られた小さなテントの中で、棚板を濡らさぬよう作業をされた大工さんたちは、レインコートの中まで雨と汗でびしょ濡れでした。 今回、96戸のお宅に棚板を設置するために熟練の大工さんたちが黙々と作業に専念されていました。 翌日も午前中に作業を続け、昼過ぎに被災地を出発し、逗子へは夜11時ころに到着しました。 本当に、お疲れさまでした。 今回のキリガヤさんの支援活動が毎日新聞に掲載されました。
写真に写っているお宅は、家族9人で、仮設住宅にお住いなんです。 ご家族みんなが大の字で寝られるようになったでしょうか? |
Heart One Japan実行委員会このブログは、2011年「東日本大震災 鎌倉子どもチャリティ」のためのものです。わたしたちの活動に関する情報を提供していきます。 過去の記事
December 2011
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